ございしょ自然学校

御在所岳にニホンカモシカはいるのだろうか?

ニホンカモシカとは

ニホンカモシカは、氷河期の生き残りの動物ともいわれ、国の特別天然記念物として指定され保護されています。また三重県県民鳥獣、菰野町町の獣としても指定されています。
日本列島に広く生息し、紀伊半島は台高山脈と共に鈴鹿山脈も生息数が多い地域として有名です。
ニホンカモシカは一つの谷、半径1キロに満たない地域を生活圏として行動しています。団体行動はとらず、秋の繁殖期以外は1頭ずつで生活していますが、春出産をしたメスは1〜2年子どもと行動を共にします。寒さに強く、積雪期には雪の中の安全な所で1、2日じっとしています。
御在所ロープウエイのゴンドラからも運が良ければ見ることができます。

特別天然記念物ニホンカモシカ

ニホンカモシカ

ウシ科カモシカ属
英名 Japanese Serow
学名 Capricornis crispus

国の特別天然記念物、三重県県民鳥獣

【分布】
日本の本州、四国、九州の山岳地帯

【食生】
イネ科の草本類、広い葉の草本塁、木々の葉など。季節によって多様。

【体格】
成獣で100〜115cm、子どもは約35cm。背までの高さは成獣で約70cm、
子どもで約30cm。
体重は成獣役35kg、子どもは約3kg。

御在所岳における調査活動

御在所岳を中心とする鈴鹿山脈には、かつて多くのニホンカモシカが生息していましたが、最近の県教育委員会が実施した調査で減っていることが明らかになり、保護が必要になっています。
そこで、2014年春からNPO法人三重県自然環境保全センターがライトセンサスやセンサーカメラを用いた調査を開始しました。
調査の結果、御在所岳の標高の高いエリアにはカモシカは確認できませんでした。(ふもとの湯の山温泉街では親子も含め複数個体が確認されました。)
さらに御在所岳においてニホンジカの数が増えたことが、生息数が減った原因のひとつであるかもしれません。

ライトセンサス実際の調査風景ライトセンサス実際の調査風景
ライトセンサスの様子

御在所岳におけるニホンカモシカとニホンジカの生息数の推移

ニホンカモシカとニホンジカの生息数の推移

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カモシカ調査の
報告会など
月に1回ほど
動物イベントを開催

詳しくは
イベント情報から

調査のご支援・ご協力お願いいたします。

ご支援1,000円で1台のセンサーカメラを約1ヶ月設置できます。

カモシカの生態を調べ保護していくためにセンサーカメラ調査、個体数調査、食性解析(糞・胃内容分析)など様々な調査が必要となり、そのための費用がかかります。御在所岳に生息するニホンカモシカの調査を進めるためにどうかご支援をお願いいたします。

インターネットショップ「カモシカ商店」を通して簡単に寄付できます。

菰野町のお土産・珍品 カモシカ商店

ご協力皆さんの目撃情報が欠かせません。

センサーカメラやライトセンサスなどの調査だけでは広い御在所岳全てを調査することはできませんので皆さんの目撃情報は欠かせません。
ロープウエイから、登山の際、ニホンカモシカを目撃されたらこちらのフォームから必要事項を記入し、送信してください。
御在所岳でニホンカモシカを見つけたらコチラ

日本カモシカセンターとは

ございしょ自然学校の前身である日本カモシカセンターは1960年に鈴鹿山系かもしか保存学術研究会として発足し、1973年には財団法人日本カモシカセンターとして出発した世界でも類を見ない博物館・動物園でした。

日本カモシカセンター園舎

日本カモシカセンターで飼育したカモシカたち

日本カモシカセンターは世界中のカモシカを飼育していた世界で唯一のカモシカ専門動物園でした。

【8種 合計72頭を飼育(1986年)】

  • ニホンカモシカ
  • タイワンカモシカ
  • シーロー
  • シャモア
  • ゴーラル
  • シロイワヤギ
  • ジャコウウシ
  • サイガ
ニホンカモシカジャコウウシタイワンカモシカサイガ
主な出来事
1959(昭和34)年4月「御在所ロープウエイ」開通
1960(昭和35)年7月「鈴鹿山系かもしか保存学術研究会」発足
1962(昭和37)年4月ニホンカモシカ 初捕獲(釈迦ケ岳)/山上に飼育場「カモシカ園」(12坪)開設
5月ニホンカモシカ 初の命名式(「ゴン」「ドラ」)
9月ニホンカモシカ 初の結婚式
1964(昭和39)年6月ニホンカモシカ「ドラ」飼育下の出産に成功(「ロン」誕生)
11月ニホンカモシカ「三重県民獣」に制定
1965(昭和40)年8月ニホンカモシカ「ドラ」飼育下の完全繁殖(世界初)に成功(「チコ」誕生)
1967(昭和42)年6月山麓に「カモシカ資料館」(20坪)開設
1968(昭和43)年7月「鈴鹿国定公園」指定
1970(昭和45)年11月「東海自然歩道」開通
1972(昭和47)年11月「鈴鹿スカイライン」開通
1973(昭和48)年4月山上に「日本カモシカセンター自然博物館」(21坪)開設
12月「財団法人日本カモシカセンター」設立
1977(昭和52)年1月ニホンカモシカ「菰野町の獣」に指定
3月シロイワヤギ入園(アメリカ・ロサンゼルス動物園より)
1978(昭和53)年3月プロングホーン入園
1979(昭和54)年3月ゴーラル入園(中国・北京動物園より)
1980(昭和55)年11月山上に「御在所自然科学博物館」(300m2)開設
12月シャモア入園(アメリカ・サンディエゴ動物園より)
1983(昭和58)年11月タイワンカモシカ入園(台湾・台北動物園より)
1984(昭和59)年5月サイガ入園(アメリカ・サンディエゴ動物園より)
1986(昭和61)年1月ジャコウウシ入園(アメリカ・サンディエゴ動物園より)
4月シーロー入園(中国・北京動物園より)
 5月「国際かもしか学術シンポジウム」開催
1994(平成6)年4月「御在所自然科学博物館」(500m2)増床
1995(平成7)年4月ビデオギャラリー「ニホンカモシカの生態」開設
1998(平成10)年7月文化財ビデオライブラリー開設
2001(平成13)年4月ヒマラヤタール入園
8月文化財ビデオ「ニホンカモシカの人口哺育」制作
2006(平成18)年11月「日本カモシカセンター閉園」
2007(平成19)年3月「財団法人日本カモシカセンター」解散