08/12
御在所岳山上で半世紀以上続く調査「アカトンボふる里さがし大作戦」について
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御在所岳(※)山上公園で、1971年より日本カモシカセンターで始まったアキアカネのマーキング調査「アカトンボふる里さがし大作戦!」。
ECCOMでは、2007年から御在所ロープウエイ株式会社の施設「ございしょ自然学校」の取組としてこの大作戦を展開し、毎年多くの参加者があります。
※御在所岳
三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市にまたがる標高1,212mの山
山頂まで複数の登山道があり、三重県側から世界有数の規模を誇るロープウェイ(全長2161m、高低差780m)も通じており、初心者から上級者まで登山可能
アキアカネは、6月ごろ平地で羽化し、高温を避けるため夏は高地に飛来し、10月頃に産卵のため平地へ戻るとされていますが、その生態については不明な点も多く、平地と高地の移動範囲も明らかになっていません。
このため、その解明のための取組として、1971年より御在所岳山上公園において、毎年夏にマーキング調査を実施しています。
マーキング調査では、アキアカネを捕虫し、翅を傷めないよう注意を払いながら、雄雌を判別して記録するとともに、御在所岳のイニシャルの「G」マークを油性ペンで記して、再度空に放します。
アキアカネは10月頃になると平地に移動するので、Gマークが記されたトンボを発見したら、ございしょ自然学校に連絡していただくことにより、アキアカネの移動範囲を明らかにしています。
今までに、菰野町周辺ばかりでなく、遠くは福井県敦賀市や愛知県美浜町、昨年は京都市上京区でGマークが記されたトンボの報告があり、多くのメディアに取り上げていただきました。
子どもたちでも参加できるマーキング調査ですが、50年以上継続され、他に例を見ない学術的にも深い意義もあり、世代を超えて調査に参加する様子も見られます。
近年、環境の変化で数を減らしているアキアカネ。行動範囲が明らかになることで、育つ環境を守ることに繋がるかもしれません。

(参加者の声と行動変化)
「アカトンボふる里探し大作戦!」で、身近な自然であるトンボと触れ合う体験を提供することも、ございしょ自然学校としての役割があります。「初めて虫取り網を持った」という子どもも少なくありません。戸惑いながらも参加し、終わる頃には汗だくで「楽しかった」と報告してくれる子もいます。親子で、3世代でアカトンボを追いかけまわる時間が、参加者の皆さんにとっての大切な思い出になっていると感じています。
アキアカネは稲作の変化などの影響で年々数を減らしている昆虫です。ECCOMは、「人も自然も笑顔に」を掲げて、自然の魅力を伝える活動を進めています。「ふる里さがし大作戦!」での体験をきっかけに、身の回りの環境や生きものたちに関心を持ってもらい、アキアカネを含む数を減らしてしまっている生きものにも意識を向けてもらいたいのです。
本調査を通じて多くの方に生態系の不思議さを感じてもらい、身近な生きものに目を向けてもらえたらと考えています。

(2026アカトンボふる里さがし大作戦!プログラム詳細)
(1) 日時…7月18日(土)~8月31日 (月) 各日10:00~15:00 ※雨天中止
(2) 場所…ございしょ自然学校 (御在所山上公園)
(3) 参加費…無料 ※ロープウェイ乗車運賃が別途必要です
(4) 参加方法…当日現地受付 ※虫取り網、油性ペンなどは無料でお貸しします
(5) 現地までの交通手段
①電車バス:近鉄湯の山温泉駅~三重交通バス~御在所ロープウエイ
名鉄バスセンター(名古屋駅)~三重交通バス~御在所ロープウエイ
②自家用車:新名神高速道路 菰野IC~御在所ロープウエイ
(6) 関連HP:https://www.gozaisho.co.jp/events/akatonbo-2025/





