調査・研究
これまでの業務で培ってきたノウハウや専門家、地域とのつながりなどを活かし、自然環境の調査やコンサルティングの依頼を承ります。生物多様性の保全の第一歩は、そこに何がいるのかを知ることです。そのためには、地域の自然環境や動植物などを調査し、把握することから始まります。そして、その結果を分析し、保全計画の策定などを通して、そこにある自然環境の保全や再生につなげます。また、これから活用方法を考えたいといった場合のご相談についても承ります。
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調査・研究の相談例
●生息・生育する動植物の調査をしてほしい。(自然環境調査)
●所有地の中で希少種が見つかったが、どのように保全していけばよいかわからない(保全計画の作成)
●所有地内や周辺の自然を活用して、CSR活動や地域貢献を行いたい(自然体験プログラムなどの提供)
●工事予定地に残っている希少な動植物の受け入れ先を探している(系統保存の提案)
●所有地を活用して、地域の生物多様性を守る場をつくりたい(ビオトープづくりなど)
生物多様性の保全へ向けた保全計画の策定
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現状評価
- ・自然環境調査
- 調査結果を基に、地域の生物多様性や生態系の現状を評価します。具体的には、どの種が存在し、どのような生態系が形成されているか、また、これらがどのような脅威にさらされているかを明確にします。
- ・課題の特定
- 生物多様性が失われている原因や、環境の劣化要因を特定します。これは、人間活動(管理放棄、開発、農業、観光など)、外来種の侵入などが含まれます。
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目標設定
- ・短期・長期目標
- 保全計画の具体的な目標を設定します。短期的には、緊急性の高い種やエリアの保護、長期的には、持続可能な生態系の回復や保全を目指します。
- ・具体的な指標
- 目標達成の進捗を評価するための具体的な指標(特定種の個体数、二次的自然の増加、水質の改善など)を設定します。
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戦略と施策
- ・保全活動の計画
- 生物多様性の維持・回復のために必要な活動や措置を計画します。これは、保護区域の設定、生息地の回復、外来種の管理、持続可能な土地利用の促進などが含まれます。
- ・ステークホルダーとの連携
- 地元コミュニティ、行政、研究者、NPOなど、関係者の協力を得るための計画を策定します。これにより、保全活動が地域のニーズや価値観に即した形で進められます。
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資源の確保
- ・財政計画
- 保全活動に必要な資金を確保するための計画を立てます。これは、行政予算、民間資金からの支援など、複数の資金源を検討します。
- ・人材の育成
- 保全活動を実施するための専門知識を持つ人材を確保し、必要に応じて育成をおこないます。
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モニタリングと評価
- ・進捗のモニタリング
- 計画が進行する中で、定期的にモニタリングを行い、進捗状況を評価します。これにより、計画が目標に沿って進んでいるかを確認し、必要に応じて調整を行います。
- ・フィードバックと修正
- 評価結果を基に、計画の改善点を見直し、必要に応じて戦略や施策を見直します。
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広報と教育
- ・意識啓発
- 市民や地域住民に対して、生物多様性の重要性や保全活動の意義を広く伝える活動を行います。これは、理解と協力を得るために重要です。
- ・教育プログラム
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学校やコミュニティを対象に、自然環境や生物多様性についての教育プログラムを実施します。
地域の生物多様性や生態系の調査や保全計画の策定だけでなく、啓発のための資料作成や体験プログラムの実施、自然環境の維持管理まで一貫して対応します
これまでの実績
・自治体が発行した地域の生きもの図鑑やマップの制作
・自然環境調査(植物、昆虫類、両生類、爬虫類、哺乳類、鳥類など)
・工場に隣接した社有林における里山環境の再生のための自然環境調査及び保全計画の策定
・里山再生へ向けたエリアのマスタープランの策定
・博物館展示物(植物)制作のためのサンプル採集 など
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